陰キャならWALKMANを買え!

陰キャならWALKMANを買え!

オタク、ウォークマンを買え。

フリーレンがそう言ったという話は大変有名ですが、今回それを言っているのはSONYです。
ぼざろとSONYがコラボするぜ、という話が出た時に、

・まずワイヤレスのイヤホン/ヘッドホンが出る
・さらにウォークマンの高いのと安いのが出る

と予想してたんですが、まさかのイヤホンヘッドホンをスルーしてウォークマンから発表されました。第一弾と書いてあるので、まだヘッドホンが出る夢を捨ててはいません。(というか、12日の生放送で第二弾の発表もされると思っていた)

ヘッドホンについては、XM6の発表時期が近付いているゆえにXM6に合わせるんじゃないの? なんていう邪推もしています。当たってくれ。でもXM6、値段高いだろうなぁ……。

TWS(ワイヤレスのイヤホン)は先代のWF-1000XM4を使っていて大変満足度が高いので、まだ買い替えなくていいかとXM5は見送ってしまった。一方でヘッドホンが出るというのならそれはもう買います、買いますとも、という気持ちだったので、ちょっと残念にも思っていたり。第二弾頼むぞ……。

しかしまあ、今回の話題はそのウォークマン。「おいおい今時音楽再生なんてスマホで十分だろ」の現代においても、DAP(Digital Audio Player)は数社が出している。殆どが中国メーカーである中、やはり金字塔と言えるのは元祖でもあるWALKMANブランドだろうと思う。(余談ですが、DAPは音楽系というならヨーロッパでも有名なメーカーとかがあると思ってたんですが、今第一線で競っているのはSONYと中国なんですね。驚きました)

今回コラボで発表されたのは5万円くらいのモデルと11万円のモデル。

安い方でも決して安いお買い物ではないので、この約3年くらいWALKMAN「NW-WM1A」と一緒に暮らしてきた私の所感を話したいと思う。2年と10ヶ月くらいになるか。使っている製品的になんかSONYオタクみたいになっているけれど、そういうわけではない筈……。
具体的には、「音質って言われてもそこまで分かるわけじゃないしな~というオタクがわざわざ高いDAP持っても良いものなのか、意味はあるのか」という感じの話。結論を言うなら「アリ」である。

ウォークマン「NW-WM1A」は、2017年頃のハイエンドDAP。今なら中古で5万弱で買える。安いタイミングで安い店にあたれれば、4万を切っているのを見たこともあるくらいだ。
私はこれの後継機が出た2021年のタイミングで、中古で購入した。新品だと12万くらいするものだったので、所感としては今回のZX707と割と近い。技術の進歩もあって、音質は殆ど変わらない、という評を数か所で見た。

ちなみにこの写真はmoraのポイントプレゼント応募に必要で撮影したものなので、今とはカバーが違う。今はあとから購入した純正の皮カバーを付けている。抽選は外れた。
右のワイヤレスイヤホンはWF-1000XM4、奥のヘッドホンはMDR-1AM2。どちらもSONYなので、若干信者っぽさを感じるラインナップである。違う、別にそういうわけでは……。

WALKMANを買うと楽しい話

利点1:音が良い

音が良いと言われて「出たよ音質オタク」と思う人も多かろうと思う。音質なんて分からんし、そんな感覚的なものを利点にするくらい他に言うこと無いんか、というのは多分正論で、私もそう思う。もし本当に感覚の話に過ぎないのなら、無視して良いポイントでもある。

ただ、ここで私が述べる「音が良い」というのはもうちょっと原始的な話で、「今までは聞こえなかった音が聞こえる」だったり、生放送で青山さんがおっしゃっていたような「こっちにボーカルがいて、こっちにギターがいて」という音の定位だったりの話である。これは本当に聴いてみて欲しいとしか言えないのだけど、良いものは本当に良いのだ。違いが分かる。分かるというか、分からないわけがないじゃん、と思う。

勿論、これらは音楽データ、再生機器、ヘッドホン/イヤホンそれぞれの力によって実現しており、生放送で使われたのはハイレゾ音源(多分FLAC)に、ヘッドホンはMDR-Z7M2はソニーストアで99000円のこれまたハイエンドな部類のものだ。ZX707に手持ちの2000円のイヤホンを差して、mp3に圧縮した音源を聴いて同じ感動を得られるなどとは全く言えないけれど、ウォークマンという機器があのリアクションの一端を担っていることは確かだ。

「音楽を聴くって凄いね」という話をする上でこの「再生機器」「出力機器」はどうしても色々な製品が語られる対象になり、「違う」「違いなんて分からん」とずっと言われている物だ。5万円のDAPと6万円のDAPの違いは素人には分からないし、10万円くらいのヘッドホン3つを比べても、分かる人もいればわからない人もいるだろう。私は多分分からない。10万のヘッドホンなんて持ってないけど!

ただ、それらを例えば「全部安物」から「全部中級」、そこからさらに「全部高級」に変えた時、それは分からないわけがない、と思えた。少なくとも私はそうなった。全部高級には変えられていないので、「中~高級」ということにしておこう。

だから、今まで「何かのおまけのイヤホン使ってる」「100均のやつ」「激安ワイヤレス」みたいな人が今回のコラボを機に「良い音で聴く」ことに関心を持ったなら、その入り口としてDAPを良いものにするということは大きな一歩になるのではないかなぁ、と感じている。

利点2:有線という選択肢

今やスマホにもイヤホンジャックが無い時代、というのは先ほど少し述べたけれど、そこに有線イヤホンという選択肢が生まれるのも利点の一つだ。何せイヤホンジャックが無ければ、ワイヤレスにするか、type-C(Lightning)に差せるイヤホンとかしかないのだ。まあ、或いはコンバータを介するか。そしてイヤホンやヘッドホンは、有線の方が多い。なにせ何年物蓄積がある。
更に、ワイヤレスの製品には一つ、明確な欠点が存在している。音質ではなく。それが寿命だ。どう足掻いても、バッテリが死ぬと製品の死そのものである。例えば連続再生で1時間も持たなくなったりしたら、それは使える状態のイヤホンとは言いにくいだろう。

一方で、有線には寿命が無い。無いというのは言いすぎだとしても、非常に長い。少なくともバッテリが無いので、故障個所が一つ少ないのは確実だし、そこの寿命にも左右されない。バッテリ寿命というのはスマホを使っていれば意識させられることは多いし、高級キーボードのHHKBやREALFORCEはそこの寿命を製品寿命にするのを嫌って電池式にしているくらいである。

しかし、そんなことを言うと「有線には線、つまりケーブルがあるでしょ。断線したらおしまいだよ」という話が挙がる。確かに正しいのだけど、5万円、或いは10万円のDAPを買おうというのだからここはリケーブル可能なイヤホンくらいは用意して良いだろう。
リケーブルというのはケーブルを変えるということで、音のオタクたちはそれでまた音の違いを楽しんでいる。

いや、いい。そんなの私は分からんし、その先が酷い沼なのも分かっている。ただ単純に、ケーブルが修理できる部品になるのだと思って欲しい。例えば私が今使っているintimeの雅というイヤホンは、大体17000円くらいの製品だ。そこにNOBUNAGA Labsの轟というケーブルを使用しているのだけど、こっちは6000円くらいだ。仮にケーブルが切れたら、ケーブルを買う=6000円で修理ができる、ということになる。

リケーブルの端子も種類があって、全てのイヤホン・ヘッドホンに全てのケーブルが使えるわけではないことに注意は必要だけど、その端子が同じなら使いまわすことも可能だ。元値17000円に6000円の修理ではちょっと不満かもしれないけれど、もっと安いケーブルだってある。更に言うなら、これが5万円のイヤホンだったら文句なく修理を選ぶだろうとも思う。

ちなみに、私が6000円のケーブルを使っているのは音質の為ではなく、バランス接続(後述)とタッチノイズ(ケーブルが揺れて服とかにぶつかった時に入るノイズ)軽減のためだ。雅の元のケーブル、タッチノイズが本当に酷かったので。今のケーブルはそれがほぼ存在しないのでめっっちゃくちゃ快適。

寿命の話でもう一点。リケーブルできないモデルだけど、私の手元にはATH-W1000という20年以上前のヘッドホンがある。これも全然使える良い状態で今も現役(中古で買った)だし、ケーブルの断線にさえ気を付けていればかなり長持ちするのもまた事実だ。少しいいヘッドホンは結構ケーブルもしっかりしている。
少なくとも、TWSで今気に入っているWF-1000XM4が、10年後も同じように使えるとは到底思えない。これは、バッテリーを有しない有線モデル故の利点だ。

気に入ったものを何年も使い続けられる。これは有線のイヤホン、ヘッドホン故の利点であり、それが安定して使えるというのは(スマホがイヤホンジャックを失っていく今は特に)DAPの持つ利点だと言える。

利点3:電池持ち

これは私がいわゆるハイエンドと呼ばれるスマホを使っていることにも起因しているのだけど(Xperia1iii)、スマホのバッテリの持ち時間が長いのは、実はハイエンドではなくミドル帯である。

何故なら、高スペックなCPUは電力を消費するし、画面の画素数が上がれば、fpsが上がれば、と色々なところにスペックを盛っていくと、代わりに電池持ちが犠牲になる。各社工夫している部分なのでどんどん改善は為されていることと思うけれど、少なくとも今私が使っているスマホは、電池持ちだけが本当に不満な点である。

音楽を聴くとなると当然更に消耗する先を増やす行為になるため、そういうことを気にせずに音楽を聴くことができる、というのは馬鹿にできない利点だと感じる。ハイエンド志向な人にこそあって良いものだ。

ついでに言うと、今やイヤホンジャックは戯れの端子になった。TWS全盛の現代だけど、当然有線を繋ぐよりもBluetoothを繋いでいる方がバッテリの消費は大きい。

利点4:バランス接続ができる(ZX707の話)

これは少しマニアックだ。興味を持たない人が多いと思うけど、念のため記載。
ZX707のモデルをよく見てもらうと、イヤホンを差せる穴が二つ付いていることが分かる。しかし実はこれ、穴の大きさが違うのだ。片方がよく知っているイヤホンジャック、3.5mm端子。そしてもう一つはバランス接続端子である4.4mm端子だ。

これらの数字は穴の直径であり、要するにバランス接続の端子の方が少し大きいことになる。

バランス接続とは何か、というのは公式サイトに任せるとして、簡単に言ってしまうと端子がやり取りできる情報量を増やすことで音質や音場の向上を図る接続、である。

これによる違い、私はそこまでしっかりとは認識できなかった。
同じヘッドホンに3.5mmも4.4mmもケーブルが付属していたので聴き比べてみたが、聴き比べれば確かに違う、という感じ。一曲だけ聞いて「さあこれはバランス接続か否か」と聞かれても正直困るな、と感じた。

人によってはこの違いは大きいらしいし、また、人によっては(或いは音源によっては)バランス接続よりもアンバランス接続(通常の接続)の方が好きだ、という人もいる。単純な上位互換でもないらしい。

つまるところもはや好みの世界の話だけど、出来るのと出来ないのとでは出来た方が面白い。私は今のWALKMANを買う時、「どうせならスマホで出来ないバランス接続もしてみたい」という理由でWM1Aを選んだ。そんな風に思う人は、ちょっと試してみても良いかもしれない。

なお、バランス接続ができるウォークマンはZX707、或いはそれ以上のグレードのものであることに注意が必要だ。ぼざろコラボモデルでは、A306の方には搭載されていない。また、バランス接続端子イヤホンを、イヤホンジャック付きのスマホに差すことは出来ないのでそれも注意。先に紹介した雅につかっているケーブル「轟」は4.4mmバランス端子のものを選んだので、スマホやSwitchには使えない。汎用性は減っている。

もう一点、バランス接続は端子が統一されておらず、中華製DAPでは2.5mm端子を採用していたりするし、据え置きヘッドホンアンプだとXLRとかいうまた全然違う端子のものも存在する。お値段も高い上に専門性の高い部分なので、本当にバランス接続を目当てにZX707を買おうと思うなら、下調べはしてからの方が良いと思う。

利点5:MNG……

My New Gear……と言うのは山田に譲るとしても、要するにこれは所有欲を満たしてくれるという話。この感覚は馬鹿にするものでもない。

こういう機器の高級感、本当に良いものだと思う。惜しむらくは高級故に慎重な扱いを望み、カバーを付けることになり、その高級感溢れるデザインを覆ってしまうことか。これスマホとかもそうなんだけどどうにかならんかい……?
ちなみに、ぼざろコラボウォークマン、多分あの背面の絵を見る機会はほぼ無いと思います。カバー付けると見えなくなるはず。悲しい。

デメリットもまあ、あるよねの話

良くない点1:価格

デメリットもまあ述べておこう。一つは言わずともわかる、価格の話。
相応に高い。

ソニーのコラボってあまり版権料の上乗せが無くて良心的なんだけど、単純に元が高い。10万円の音楽再生機って何だよ!スマホじゃん!と言われれば「それはそう」としか返せない。Androidも乗っているので通話できないスマホである。ちなみに、音楽再生機ではあるけどスピーカーはついていない。馬鹿高いイヤホン端子だと言われてしまうと買う気が失せようものだ。

でも今のハイエンドスマホは10万じゃ買えないから……実質安いよね、良かったね。

良くない点2:ソフト

SONYの出している音楽ソフトはMusicCenterというもので、これがまあ、出た当初からあまり評判は良くない。無料で使えるのはありがたいけど。

度重なるアプデを繰り返し、私個人的には今はそこまで酷いものではなくなったと思う。及第点はある。
その前の、(SD時代に使っていた)Media goってソフトが好きだったんだけどなぁ(私怨)。 

Music Center for PC
https://knowledge.support.sony.jp/electronics/support/articles/MC4PC020001

私は今、WALKMANとの音楽のやり取りにはMusicCenterを、PC上での音楽の再生や管理にはTunebrowserというソフトを使っている。後者は有料だけど3000円で買い切り、拡張性が高いしデザインが格好良い。Microsoft Storeでも買える。ただ、使いやすいかと言われるとこっちも……まあ、私がまだ使いこなせてないだけかな……。
もっと使い込んでいるであろう人達の評価はめちゃくちゃに高いので、信用していいソフトだと思う。

TuneBrowser
https://tunebrowser.tikisoft.net/

良くない点3:でかくて重い

持ち運ぶことが前提になる機器である割には、でかくて厚くて重い。これはある程度仕方のない話なのは、分かる人も多いと思う。音楽データを聴くためには、デジタル信号0と1のデータを、アナログのデータに変換しなくてはいけないからだ。
そして音というのは振動である。振動すればそれは本来伝えたいイヤホンに伝わるのは勿論、機器の部品にも、外装にも伝わってしまうし、逆にそれらの部品の振動も伝える音の中に含まれてしまう。

ケーブルの振動が音に乗ってしまう、先述のタッチノイズはその代表だろう。

そんな振動を適切に制御するためにはある程度の重さが必要になる、相応の素材を使う必要がある、というのは推測のしやすい話だとは思う。

が、それはそれとして必要なんだと言われたって重いものは重いし、スマホより分厚い。単純に荷物が一つ増える事を億劫に感じる人は多いし、それがしっかりと存在感を出す程度には重いとすれば、気になる人はいるだろう。

重さが気になる、気にしたくない、という人はA306を買うべきだ。
そして「重さとかどうでも良いよ、どうせ鞄に入れるし」みたいな人はZX707があっているかもしれない。

WALKMANは、体験だと思う

さいごに、WALKMANを買う意味の話を少しだけしておしまいにしようと思う。

「どうしよう、コラボモデルだから買いたいけど本当に買う意味あるのかな。高いし。」と思っている人が結構いるものだと思っている。そういう人がここを見ているかどうかは別として、見ていると仮定してこの文章を書いている。

私はこの記事を書くにあたって、持っているウォークマンのNW-WM1Aで結束バンドアルバムを流している。音楽のことなど全く分からないど素人でも、その良さが強く感じられる音だ。
特にこういったコンテンツの曲には、「このキャラクタの演奏する楽器の音」という思い入れが生まれるのも、再生環境を高級にするモチベーションになるだろう。特定の音に耳を澄ませると、それがしっかりと聴き分けできる。歌声は勿論、ベースの音、ドラムの音、そしてギターの音。既に何度も聴いている筈なのだけど、改めて腰を据えて聴くと、まだ新しい発見がある。

この体験こそが、WALKMANを買う意味であり、嗜好品というものの意味だと思っている。

最初に書いた通り、今の時代の音楽はスマホとTWS、というのが当たり前の時代だ。この利便性を突き詰めていく流れは、かつて音楽をどんどん手軽なものにしていって、そしてさっとiPodから手を引いたAppleを見るととてもよく分かる。端末をどんどん小さく、薄く、軽く、そしてついに持たなくなる。これは一つの理想の形で、Appleが目指した音楽を聴くという体験は、「そのために何も持たない」その物理的な制約からの解放という形で、一つのゴールに届いたのだと思う。

これは勝手な想像を語るのだけど、目指しているところが違ったのだと思う。Appleが一つの理想を叶えた傍らで、SONYの理想はまだまだ追求する余地があった。
iPodがとっくに終売した2015年になって尚、LDACコーデック(より多くの情報を無線で送れる方式)を作った様や、今のWALKMANのラインナップを見るとそう思う。嗜好品としての音楽の体験だ。持っているだけでちょっとテンションの上がる端末に、良い音を入れて、好きなイヤホンやヘッドホンでそれを聴く、という体験。

例えばずっとコーヒーはインスタントだった人が、新しくコーヒーを手で挽いて淹れるとか、30インチくらいだったテレビを50インチに変えるとか、そういう『日常生活という体験を1段上に楽しくさせてくれる』嗜好品。

人によって求めるその嗜好品は違う。コーヒーを挽いて淹れたのに「なんも変わんない」と思う人がいるかもしれないし、50インチのテレビをみても「大きくなったのは分かるけど別に何かよくなったとは思わない」人もいるかもしれない。最高級のWALKMANで聴いても、「え、スマホと変わらん」という人もいるかもしれない。

しかしそれはやってみないと分からないことでもあり、やってみたらそのあまりの違いに自分の常識が覆されるかもしれない。初めての体験をする、というのはそういう出会いを求めることであり、今回のような「コラボ企画」は、そういう出会いの良いきっかけになるものだと思う。
コラボなら無条件で買う石油王はともかく、一般的な層にとって、5万円も10万円も、お手軽な金額ではない。けれど、もし音楽を聴くという行為に関心があるのなら、今がその一歩を踏み出す最高のタイミングであることもまた、間違いないと思う。
興味がないのなら(コラボであるということ以外に)買う意味はないけれど、興味があるのなら、とても良い機会だ。違いが自分に分かるか否かは置いておいて、使ってみないとそれは分からない。一度しっかり体験してみないと、「これは自分には違いが分からないし不要だったな」ということすら分からないのだ。
だからこそ、興味があるのに手を出さないでいるとずっとその関心だけが脳のリソースを奪い続けることになる。私はそれが凄く嫌いなので、興味があるものにはできるだけ早く一度触れるようにしてしまっている。

とはいえそれで違いが分からなかったときに「無駄遣いだった……」となるのは悲しい。それを大きく和らげてくれるのが、コラボ企画だとも言える。

おしまい

そんなことを述べて、長々しいこの記事を締めることにする。

目下の問題は一つ。ここまでつらつらと書いたけれど、自分はこのコラボモデルを買うのだろうか?
今のNW-WM1Aは、音質の面などでいくと(レビューなど曰く)ZX707と「ほぼ同じ」らしい。価格帯、モデルのグレード的にも、おおよそそうであろうことは想像に難くない。

Androidが積まれていることとコラボモデルであることに10万円、なかなかのヘビーな金額である。電池持ちはちょっと落ちるだろうし。
ボカコレ使えるのはありがたいけど、音楽サブスク使ってないしなぁ……。誰か背中を押してくれ……。

ということでもう少し悩むところではあるのだけれど、どっち道私のWALKMANとの生活は当分続く。ちなみに、私がこんな風に悩んでいる時は大体買うことになるので、今から財布には覚悟を決めていただく必要がある。お覚悟を。

そして最後に。

コラボ第二弾待っています!!!! ワイヤレスヘッドホン持ってないので!!!!
めっちゃ期待しているので!!!! ヘッドホンのXM6とかMV1とか出たら絶対に買います!!!!!

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