動画紹介 紹介

自分の動画紹介するよ:原石祭

まあ、まずはこいつを見てくださいよ。へへ、結構頑張ったんだぜ。

原石祭に参加しました

原石祭ですね!ということで、今回は初めて原石祭に参加してみました。
まあ、色々と思うところがありまして。

折角賞レースイベントに参加するからには頑張るぞい、何かの賞を目指してみようぜ、ということで割と頑張ってたので、今週は動画紹介をお休みして自薦させていただきますの次第です。
どんな感じなのかはまあ見てくれという話なんだけど、ちょっとだけ中身の話。それ以降は何で原石祭に参加してるの、の話です。

さて、今回の参加動画は短編劇場です。7分ちょい、こんなに短い劇場を作るのは初めてでした。長編しか書けねえ。あとコメディテイストなのも初めてです。シリアスしか書けねえ。シリアス長編しか書けねえので、この短編も長い長いお話の中の一部分だと思って書いています。オムニバスを描きながら、今後も彼女たちの世界を広げていければと思っているので、これを楽しんでいただけた方は是非次も見てほしい。短め(5分弱くらい?)の動画をたくさん出していきます。
丁度閉会式の動画が上がるのと同時くらいに、後夜祭に参加する動画も出します。もう予約済みですへへ。

冒頭で家が燃えて、何とか泊まるところを探しているばみちゃんの変遷……を後から語る本人と聞く二人、という構図で作りました。最初は後から語るのではなくリアルタイムでばみちゃんを追いかける形式も考えていたんですが、定期的に第三者のツッコミを入れられるのがおいしいのと、先が見えないと家が燃えた事実が結構悲壮なので、とりあえず今は無事、という情報を合わせられる後語り形式に。コメディなので。

原石祭ということで、今までにやってこなかったことにいくつか挑戦してみました。最も大きいのは、お借りした立ち絵を色々と切り貼りして、主に腕と瞳がくるくる動くようにしたことです。いやー、これめっちゃ時間かかりますね。初めてだったのもあるとは思いますし、そもそもそういう個別素材用意するのにも時間かかってるので一概にいうものではない気もするんですが、今まで見てきたあの動画やその動画、めっちゃ手間かけられてるんですね……という気持ちでいっぱいです。

他に手を出したことというと、髪揺れですかね。ただ、これは結構難しかったです。揺らすのは別に難しくない(プラグインに感謝)んですけど、前髪と後ろ髪が別々なので、下手に揺らすとズレてしまうのと(他にやり方あったのかなー、Live2Dまで触ればもっといろいろできそうだけど)、そもそも劇場内で……例えば会話中に揺らすと結構情報としてノイズだなーと。なので冒頭だけだったかな、せっかく揺らしたくて準備したんですが、ほぼ揺らしませんでした。ほんとはフィーちゃんもつづみさんも揺らせるようにしてたのになぁ。それから、口パクです。

あいうえお口パクを導入してみました……が、こちらもほぼ不使用。なかなか自然にはなりませんね。結局使ってたっけ? こっちも変に情報ノイズになるなぁと感じたので使えなかった感じです。

動画の時間には結構気を遣いました。当初は「見てもらいやすいように15分未満!」と掲げていたんですが、最終的に10分未満、できるだけ短く、と修正。8分弱くらいだった動画をさらに縮めて7分ちょいまで削りました。全体的にテンポを上げて、早回しを意識。でも好きな動画って結構5分未満だったりもして、「よくそこまで削ってるな……」と思わされています。あるいは削ってないのかな……それが自然なスタイルの人もいるのかもしれない。
何にせよ、とにかく私は長尺になりがちなので、意識して短くしていきました。動画内に何度も波を置くんじゃなくて、1,2個波を置いてすぱっと切るのが大事なんだなぁ、という感じです。

そして短くすることにもつながっていますが、無駄を省きました。無意味な会話とか、ネタにはなってるけどテンポが悪い会話とか。本当は公園で酔っ払いと話すシーンは結構長く、「俺の青春は麻雀だった!」とか話してたんですが、酔っ払いの話し方が冗長で(お前の調声のせいでは??)テンポが悪くなるので丸ごと省略。
ネタ部分と必須な話以外はできるだけ省きつつ、シリーズにしていきたいのでちょいちょいと伏線を張り、そして流れがある程度自然になるようにならしたら、こんな感じになりました。このならすという部分をどれくらいネタにできるかが笑いのテンポの良さなんだと思います。これは難しかった。あまりできていない気がする。

あとは緩急。最初に家が燃えるのをネタにして引きにして、ネカフェでジャブ、ホテルでジャブジャブストレート的な畳みかけ(音ハメ楽しかった)、公園から警察で軽くジャブ。私、新生活だったのに……でいったん沈めて、ラブラドールレトリバーとホテル引っ張ってきてオチ、みたいな感じの流れで、緩急を作れたかというと怪しい気もしますが、今まではあまりその流れを考えないでここまでやってきたので、頭を使いました。せいぜいシリアスな中に挟む小ネタ、くらいしか入れてこなかったもんね……。

一番大変だったのは何かというと、冒頭の火事シーン。 検索してもらえばわかると思うけど、火事の家の素材なんてなかなかないのだ。イラストはあってもものすごくデフォルメしたものになってしまうし、写真なんてそりゃそうそう無いに決まっている。私だって、燃えている家を撮影して「これ画像素材です!」なんて流石にできないわ。

無いなら作るしかないわけで、まずは自分で描いてみたけど……全然それっぽくならないので却下。へたくそ……。
で、いろいろ考えた結果アパートの写真と、リアルな炎のイラスト素材をDL。 まずはある程度それっぽい感じに炎の画像を写真に重ねて配置して、レイヤー統合からPhotoshop(古い古いCS6)でイラストっぽくなるフィルターをかける(このフィルターはめちゃくちゃ便利で、写真を自然に劇場の背景に馴染ませられるんです。うちのPCにはAFFINITYも入っているのだけど、CS6をほぼこの機能のためだけに入れてる)。
でもそれだけだと炎と建物が流石に浮きすぎて分離して見えるので、そこからはひたすら馴染むように加筆加筆……。で、壁焦がしたり煙とかもついでに描き足した。
最後に動画素材から燃えている風なエフェクトの動画を乗算で重ねてFin。 何がしんどいってこれ、結局ここでしか使わないと思うし別に作業も楽しくはなかったので虚無~~~~って感じでした。でもそこそこそれっぽく見えるようにはなった(気がしている)し、仕上がった時はちょっと「ヨッシャ」ってなりました。でも人からどう見えてるかはワカンナイ。あ、でも投稿前に友人に見てもらってたんだけど「この背景どうしたん?」って聞かれたからそれなりに頑張った意味はあったのかもしれない。サムネにも使ったので元は取った、ということにしておこう。

「ラブホテル」は言葉としてキャッチーだったので、そこで掴んで動画を振り回すのはそこそこできたんじゃないかなぁとは思っていますが、どうでしたかね。なにせ、脚本何回も見て動画も何回も見て直してなので、今はもう新しさも面白さも感じられないんだ……。

サムネイルもそこそこ考えました。とはいえ、家が燃えるのがやっぱり一番引っ張れそうな部分だったので、使うならここかなぁというのは別にそこまで特殊なことでもない感じです。
サムネやタイトルにラブホテルって単語を入れて引っ張るのも案としてはあったんですが、エロ売りは個人的な美学で好ましくないのと、動画冒頭見た時点で「ああ、それでホテルに行くのね」ってところまで察されるので却下した感じです。「ってラブホかい!」というツッコミを自ら捨てることもなかろうよ。代わりにオチをタイトル回収的な感じにしました。
「青春の丸焼き」なら冒頭で「あ、丸焼きって火事のことね」で終わる(本人も言う)ので、その先のネタを中途半端にネタバレすることもなく。且つ掴むパワーはありそう、ってことでこんな感じになりました。シェアハウスって単語もネタバレっちゃネタバレなんですけど、シェアハウスに行くことは別に何も面白い話ではないので別に最初に開示しても何も損なわれないと判断しています。

今回の動画を作るにあたって考えてたことは、大体こんな感じですかね。

どうして参加してみたのか

元々、朔月のアルゴリズム(私が7月まで投稿していたクソ長劇場)が終わるころに次どうしようかなぁー、ザ・長編はやり切っちゃう感じだなぁ、と思っている中で、つづみさんを主役に置いたオムニバスの原案を出していました。

オムニバスならお話全体は少しずつ少しずつ進めながら、他愛ない短編でコメディもシリアスも何でもできるなぁというのが魂胆です。元々1話目のプロットは立てていたので丁度良いからと、この原石祭に合わせて作ったという感じです。なので、このお話の第一章、及び暫定最終章の主役はつづみさんだったりします。多分頭おかしいくらい長いので、気長に見てやってください。こういう短編が積み重なっていくと思うので、一本一本を楽しんでいただければ嬉しいです。

で、なんでこんな人に見てもらうことを目指すイベントに参加してるのかという話。こういう話をしたことがある人はほとんどいないものの、そういう人は「お前こういうのやるんだね」くらいに思ってるかもしれません。

再生数とか、いいね数?とか、あんまり興味ないんですね。まああればそれはうれしいことだけど、目指すものでもないというか、欲しいなら相応に頑張りな、って感じというか。で、私は相応に頑張るのは嫌というか、それより自分が作りたいものを作れるかどうかのほうが大事なので、数字の方はまあ、その結果どうなっても、という感じのとらえ方です。でした。結果として大きかったらすごいね、嬉しいね、という感じ。なので、原石祭というイベントは前から知ってはいたんですが、「もっと見てもらいたい人を原石と称し」に自分があんまり当てはまっていなかったので、積極的に腰を上げることは無かったという話です。でも、今回は上記の通り、それなりに頑張りました。

その変化の理由は何かというと、朔月のアルゴリズムです。長編劇場、本当にやりたいことを詰め込みました。やりたいことをやりたいようにやって、ある種の燃え尽き症候群というか、やりきった感があります。我ながら良い話が書けたとは思っていましたし、見てくださったらしい方は(そりゃあんな長編最後まで見てくれてるんだから当たり前かもしれないけど)好意的に見てくださったみたいです。最終話に「1話から見てたよ」なんてコメントをくださった方がいたのはとても嬉しかった。「長編はもう当分良いかな……(大変なので……)」とも思っていて、劇場を作ることも止まるだろうなぁなんて一時期は思っていました。大体、1100話(13話)くらいを作ってた頃ですかね。

でも、一つだけ心残りがありました。これは本当にどうしようもないというか、途中まで作ってから気が付いたというか……。
この心残りだけはどうしても払拭できなくて、ぐずぐずとなんか燻ってたんです。何かというと、『視聴者さんが人と語れる話でありたかった』という話です。

あの話は三つの謎を軸に置いているお話でした。

・覚悟とは何か
・事件やゆかりの真実
・あかりの結末はどうなるのか

ざっくりとこんな感じ。

で、相応にヒントを置いたり伏線張ったりしてきたので、(私の中では)これは途中の段階で人と話してみたくなるような作りになっていたんですね。「あれはどうなるんだろう」「あれってこういう意味?」みたいなね。
でも、私の作りが甘いからか、宣伝不足か、単にあの動画が大勢にはウケないか、なんにせよ、見てくれた方がそういう話ができる状態だったかというと、まあ、そうではないと思います(そもそも、実際に見た方がそういうことをしたいと思ったかもわからないけど)。
見てる人の人数はほぼいない。だから、見てくれた方が友達と「最新話見た?」って言う話はできない、という意味です。

「あのシーンが良かった」「あそこが好き」とか、映画を見終わった後に人と話すというのは、新しい発見があったり、知見があったりします。
私が朔月のアルゴリズムで初めて自分の再生数を気にしたのは、「あ、これだとそういうことはできないだろうな」と思ったのと同時でした。

TENETを見てから人と話したの、面白かったんですよ。
物語に対する一繋ぎの体験として、人と話して楽しむということまで提供したかったなぁ、ということを今でも思いますし、それだけはあの作品でやってみたかった(途中でやってみたかったなぁと思ってしまった)けど実現しなかった(と思われる)ことでした。

じゃあ、何故できなかったのか。
私は私が作りたいものしか作れません。だから、お前の作りたいものは全くもって人にウケないよ、人を選びすぎるよ、ということならまあ、いいんです。諦めます。でも、そうじゃないなら……つまりは、もっと工夫して作っていたら良かったのか?(そうだとしたら一番の問題は投稿頻度では?と私は訝しんだ) 宣伝をうまくしていたら? もっと人から見てもらうことを意識していたら良かったんじゃないの? という話ですね。

だから、原石祭に参加してみることにしました。人から見てもらうことを、楽しんでもらうことを、より注目を集めることを目指すお祭りに参加してみようという意思決定です。ここで自分のパワーを注ぎ込んで作ってみれば、それこそ箸にも棒にも引っかからなくても、何かしら発見はあるでしょう。もしかしたら、感想(それも、悪い方の)を得られるやもしれません。

長くなりましたが、これが参加動機です。実際、色々考えて投稿までを終えたので、色々と学びは既にあったなぁと思っています。こういうことを全然考えてこなかったなぁ、という感想です。再生数は気にしている人がすごく多いみたいなので、或いは多くの投稿者さんは普段からこういうことを考えているのかもしれない、と思うと頭が下がります。私はここまで考えるのは今回が最初で最後だと思う。

ちなみに、より見てもらいやすいようにかなり早くに投稿しました。具体的には1か月前、開催時間に予約投稿ができるようになってほぼすぐにです。1番目に載ることすら狙っていましたが、直前で何故か映像乱れが直らなかったので、結局修正修正……。まあ1ページ目には載ってると嬉しいね、ってくらいですかね。
そして、何だかんだでフォロワーさんが960人くらいだったので、うっかり1000人を超えないように8月のCM動画を最後に当日まで投稿を控えています。草。

最後に。「一番の問題は投稿頻度だったのでは?」と訝しんだ以上、そこにも踏み込む覚悟は決めています。
少なくともまず年内は、結構な頻度で投稿されるはずです。めちゃくちゃ頑張って今も作り置きしています。まずは原石祭の動画、その次は後夜祭の動画が17日の19時に出ます。よろしくよろしく。

主催のアルカ・フェニコ様、原石祭の開催、ありがとうございます。大規模なイベントの主催、本当にお疲れ様です。
そして選好員の皆様、皆様がご覧になるであろうたくさんの動画の中で、私の作品が「お、おもろいやん!」と思っていただけるものになっていれば幸いです。

視聴者としてご参加の皆さん、私の作品に限らず、面白い動画をたくさん見てください。私も今回のイベントで面白い投稿者さんとの出会いを楽しみにしています。

そして動画投稿者としてご参加の皆さん、投稿お疲れさまでした。まだだよ馬鹿野郎!という方、ラストスパート頑張ってください。一緒にこのイベントを楽しんでいきましょう。

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